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働き方 ハピネスの種

イトーキ特製モバイルオフィスカー!
いざ「瀬戸内国際芸術祭2022」へ<春会期編>

イトーキ特製モバイルオフィスカー!いざ「瀬戸内国際芸術祭2022」へ<春会期編>

「瀬戸内国際芸術祭2022」のパートナー企業であるイトーキは、社内クラウドファンディングで製作したモバイルオフィスカーを瀬戸内国際芸術祭に貸出ししています。

なぜイトーキが車を?と思われた方も多いと思います。いま、世の中の働き方が大きく変化し、働く場所はオフィスだけではなくなりました。自宅やコワーキングスペースなど、働く人が一番パフォーマンスを発揮できる場所を選べることが重要なのではないでしょうか?

そのひとつの選択肢に車はなりうるのではないか。そう考えたイトーキは社内クラウドファンディングで資金を募り、今回のモバイルオフィスカーを製作しました。

「瀬戸内国際芸術祭2022」は、春・夏・秋の3会期で開催されます。会期ごとのリアルな体験を通して、“車の中で働くとは?どんなメリットがあるの?”など、少しでも、新たな働き方のヒントをお届けできれば嬉しいです。

それではさっそく、春会期の取材レポートをお届けします〜!

大巻 伸嗣 「Liminal Air -core-」

▲大巻 伸嗣 「Liminal Air -core-」

瀬戸内海にある小豆島へGO!

春会期も終盤にせまったところ、モバイルオフィスカーが小豆島で行われる撮影でスタッフカーとして使われているとの情報をキャッチ!

実際にどのように利用されているのか?そして「瀬戸内国際芸術祭2022」のアートの魅力を体感するため、さっそく現地へ!

小豆島の土庄港

▲小豆島の土庄港では、さっそくアートが。チェ・ジョンファ(崔正化) 「太陽の贈り物」島の子供たちの海へのメッセージが刻まれています。

現地では、瀬戸内国際芸術祭実行委員会のお二人にご案内いただきました。

瀬戸内国際芸術祭実行委員会のお二人

向かって左:合田さん 瀬戸内国際芸術祭実行委員会 *広報関連をご担当
向かって右:湯浅さん 瀬戸内国際芸術祭実行委員会 *協賛企業関連をご担当

モバイルオフィスカーは、春会期で計20日間活用され、使ったスタッフの方からはとても好評だったとのこと。

取材対応などで、一番と言ってもいいほどモバイルオフィスカーを活用しているという合田さんに感想を聞いてみると…!

合田さん「モバイルオフィスカーでは、取材と取材の間にパソコン作業を行うことが多いです。適度な広さがあるので、チームで使うこともあります。これまでの瀬戸内国際芸術祭ではオフィス仕様になっていない車を使っていたため、パソコンを膝の上に置いて作業を行うなど、どうしても快適に仕事ができていませんでした。」

そこで、今回のモバイルオフィスカーの登場です。

モバイルオフィスカー 回転テーブル

▲回転テーブルを組み立ててくださっているところです。とても手慣れたご様子でした。

モバイルオフィスカー 内部の様子

▲ハイエースを改造しています。内装は木目調で落ち着いた雰囲気。回転テーブルや、モニターも装備されていて、パソコン作業も快適です!また、サイドオーニングという日よけがついており、広げるとプライベート空間がうまれます。

合田さん「モバイルオフィスカーは、仕事がしやすいという機能面だけではなく、車の外装・内装のデザインがおしゃれで気分がワクワクします!」

なんと、嬉しいお言葉。“おしゃれ”であることは、オフィスでも同様、気分を高める大事なポイントですね!

いろいろとお話を伺っていると、高松の事務所にいるスタッフの方とのWEB会議の時間が近づいてきました。WEB会議の接続がうまくいくかドキドキ…しましたが、無事につながりました。

モバイルオフィスカー 内部から

▲モバイルオフィスカーの外は、オリーブ畑。癒されますね。

鳥のさえずりや海の波が返す自然のBGMがとても心地よく、なんだかWEB会議自体も終始なごやかな雰囲気で行われていた気がします。

湯浅さん「小豆島でモバイルオフィスカーを使って働くのは初めてでした。自然が感じられる開放的な空間でリチャージができ、良い時間を過ごせました。これからも、今回のようなリフレッシュできる時間が仕事には必要だと感

じています!」 これを機に、オフィスでもリチャージの時間を大切にしていただけたら嬉しいなぁと思いました。

モバイルオフィスカーの広がる可能性!

新たな活用のアイデアも教えていただきました。

合田さん「今後のモバイルオフィスカーの使い方としては、パソコン作業だけではなく、イベント関係でも活用してみたいですね。また、春会期で使ってみて、車を停める場所の選定が快適に働けるかのポイントかもしれないと思いました。」

できるだけ、眺めの良い素敵な停車場所を事前にリサーチしておくことで、より快適で心地よいワークスペースになるのかもしれないですね。

エンジェルロードにてインタビュー

▲1日2回だけ干潮時に現れるという、エンジェルロード(天使の散歩道)でお話を伺いました。

小豆島のアート作品も見学

今回は、モバイルオフィスカーの取材がメインではあったのですが、せっかくなのでと、小豆島の三都半島のアートもいくつか案内していただきました。全部ご紹介したいのですが、特にみなさんにも足を運んでみてもらいたい、選りすぐりの3点をご覧ください!

ひとつめは、こちら。

伊藤 敏安+広島市立大学芸術部有志「ダイダラウルトラボウ」-日本の山河を造ってきた巨人、次を構想し、しばし休憩する-

伊藤 敏安+広島市立大学芸術部有志「ダイダラウルトラボウ」-日本の山河を造ってきた巨人、次を構想し、しばし休憩する-

なんと、高さ9.5m!道をひろげる工事の際に取り払われた石垣や、廃船のほか、瀬戸内海の各所で集めた流木を組み合わせて作られたとのこと。ダイダラウルトラボウのように、横で同じポーズで海を眺めてリラックスし、写真を撮るのがおすすめだそうです!

つづいて、こちら!

フリオ・ゴヤ「舟物語」-使われなくなった舟が陸で蘇る-

フリオ・ゴヤ「舟物語」-使われなくなった舟が陸で蘇る-

漁業者の高齢化によって使われなくなった舟を持ち主から譲り受け、作品化しています。丸太や流木、漁具などを使った椅子やテーブルが置かれ、海での役目を終えた舟が陸で役割を見出すという、素敵な作者の想いが込められています。作者のフリオ・ゴヤさんは、アルゼンチン生まれで現在は沖縄在住。このカラフルな色使いのルーツはそこにあるかもしれないですね。色の力を感じる作品でした。

さいごは、こちら!

伊藤 敏安+康 夏奈+広島市立大学芸術部有志「潮耳荘」-波や船の音を拾い集め建物の中に響かせる-

伊藤 敏安+康 夏奈+広島市立大学芸術部有志「潮耳荘」-波や船の音を拾い集め建物の中に響かせる-

ホルン型の集音装置が、建物内部に波や船の音を響き渡らせる構造になっています。たくさんの古材が使われていて、中に入ると隙間から太陽の光、そして波の音。とても神秘的な空間でのひとときを過ごすことができます。

もともと島にある素材を工夫して使い作品をつくりあげることでアートとなり、そのアートが人を呼び、地域がにぎわう。アートの可能性をあらためて体感できました。

瀬戸内国際芸術祭のルーツを感じて

今回の取材にあたって、今でこそ世界から人が集まる自然豊かなこの地域について、恥ずかしながら深く知らなかった私は、調べてみてその事実に驚きました。芸術祭の会場の一つでもある豊島では過去に産業廃棄物の不法投棄が行われていたそうです。島の人たちが長い間、苦しみと闘い続けて、産業廃棄物の撤廃と自然の回復を求めたからこそ、今の瀬戸内があるという歴史を忘れてはいけないと感じました。

『海の復権』という瀬戸内国際芸術祭に込められた想いを知り、私たちができることは何か?を考えさせられる一日となりました。ごみを減らすためのアクションも、そのひとつかもしれません。

瀬戸内国際芸術祭では、島への負担を減らす観点から、ごみの持ち返りのPRとともに高松港等の港にエコステーションを設置し、島から持ち帰ったごみを捨てる場所を設ける取り組みがされていました。ごみの持ち帰りとともに、ごみをなるべく発生させない意識も大切ですね。

エコステーション

▲高松港などに設置されたエコステーション。

盛りだくさんとなった「瀬戸内国際芸術祭2022」春会期取材。自然あふれる瀬戸内地域で過ごす時間は、五感が刺激され、普段とは違った新たな発見や気づきを得ることができました。また、モバイルオフィスカーを使ったワーケーションならではの魅力も実感しました!

帰りの電車から見えた瀬戸内海に沈む夕日

▲帰りの電車から見えた瀬戸内海に沈む夕日。今度は島から見てみたいです。

夏会期では、イトーキ社員も現地でワーケーションを行う予定です。ぜひお楽しみに~!

最後に少しお知らせです。瀬戸内国際芸術祭に訪れた際は、ぜひ高松港のグッズ売り場に足を運んでみてください。グラフィックデザイナーの原研哉さんがデザインされた公式グッズは、とてもかわいいのでおすすめです!

高松港グッズ売り場

▲私も、ハンカチとバナナペーパーでできたファイルを購入して帰りました~!

協賛企業ポスター掲示

▲協賛企業のポスターも掲示されています。(左に見えるのがイトーキのポスターです!)

【瀬戸内国際芸術祭 開催情報】

夏会期:8月5日[金曜日]—9月4日[日曜日]31日間

秋会期:9月29日[木曜日]—11月6日[日曜日]39日間

公式HP:https://setouchi-artfest.jp/

【ご紹介】モバイルオフィスカーMOOW

瀬戸内国際芸術祭に貸出ししている仕様とは異なりますが、4月に日産自動車様と協業し製作したモバイルオフィスカーMOOW(ムーウ)が今年度中に日産自動車様の販売店で販売予定です。

https://www.itoki.info/products/creativework/moow/

ハピネスの種

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働き方が変化の時を迎えた今だからこそ、自宅でも、オフィスでも、自分らしい幸せを感じるために。自分に一番フィットするハピネスな「働く」を見つけるためのヒントをお届けします。