「こもれない」人のための【テレワーク快適化計画】

おそらく数年前からは想像もできなかった、テレワークの急速な普及。もともと東京2020に向けて段階的に準備が進められてきましたが、ご存知の通り新型コロナウィルスへの対策でその導入は急加速。そして今、多くの人たちが「はじめてのテレワーク」に戸惑い、模索し、試行錯誤しているのではないでしょうか。
中でもよく聞こえてくるのは、「自宅では快適に仕事ができない」という声。書斎がない、子どもから目を離せないなどの理由から、個室のワークスペースではなくリビングやダイニングで仕事をする人は少なくないもの。仕事専用の場所にこもれればいいけれど、そうもいかない……そんな人の悩みを、SNSなどでも見かけることが増えました。
そこで今回は、この「こもれない人のテレワーク、どうしたらいいの?問題」について、当社ホーム家具の開発チームでデザインを担当するメンバーに話を聞いてみることに。

家具を作るプロなら、きっといい方法を知っているはず……!

 

 

「個室じゃなくてもいい」から始めよう

株式会社イトーキ パーソナル環境事業統括部 藤本有希さん

 

藤本さん:じつは当社では、2017年から東京大学・鎌倉市とその市民の皆さんとで、テレワーク向けの家具を開発するプロジェクトを進めてきました。その研究から、「こもれる場所」があるのとないのでは、生産性だけでなく満足感やストレスにも大きな違いが出てくることがわかってきたんです。

 

―わかる気がします。でも家族がいたりすると、「こもる」こと自体が難しいですよね。

藤本さん:はい、私自身も妻と子ども2人の4人暮らし、しかも書斎もないので、とてもよくわかります(笑)。そこでお伝えしたいのは、「こもる」といっても、完全に個室でないとダメというわけではないこと。たとえば、ちょっとした衝立のようなもので目線をさえぎるとか、動線をうまくコントロールするのもいいですよね。たとえば取り込んだままの洗濯物やキッチンの洗い物が見えなくなる、それだけでもOKなんです。

 

―なるほど!でも衝立なんかを急に置くと家の中で異彩を放ちそうだし、圧迫感もありそうで……。

藤本さん:前述のテレワーク家具開発プロジェクトでも、じつはそこは重視されました。仕事にいくら役立つとしても、家族にストレスを与えるものであってはいけない。生活家具との親和性は高いままで、かつ「こもれる」空間を両立させたい……そんな思いを形にしたのが、プロジェクト開発の第一弾商品「ONOFF(オノフ)」なんです。

 

東京大学、鎌倉市と市民、そしてイトーキの協働プロジェクトから生まれた「ONOFF(オノフ)」

 

藤本さん:扉を開閉することで「仕事と生活の切り替え」にもなりますし、扉面はちょうど衝立の役割をして座ったときの目線をさえぎります。でも、少し背筋を伸ばせば家族の様子を見ることもできる。集中と親和、どちらも叶える絶妙な高さなんです。数限りない試作と計算を経て、この設計にたどり着きました。人間に対する工学的な分析と、情緒的な解釈を両方しっかりと備えた自信作です。

 

―これなら、手軽に「こもる空間」が実現できますね!

藤本さん:私自身もテレワークの課題は身を持って体験してきたので、一つの個室を家族でシェアしたりと色々な方法を試しています。ホームオフィスづくりで大切なのは、自分の生活に合わせて取り入れられそうなものから始めていくこと。家の中にあるスペースをうまく活用して、ぜひ色々な工夫を楽しんでみてくださいね。

まずは自分の暮らしに、どんな「仕事スタイル」がフィットするかを考えてみるのも楽しいもの。作業の内容や家族の過ごし方、色々と織り込んで作り上げたホームオフィスは、あなたのパフォーマンスを想像以上にアップしてくれるかもしれません!

 

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まずは自分の暮らしに、どんな「仕事スタイル」がフィットするかを考えてみるのも楽しいもの。作業の内容や家族の過ごし方、色々と織り込んで作り上げたホームオフィスは、あなたのパフォーマンスを想像以上にアップしてくれるかもしれません!

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