2021年度「グッドデザイン賞」でイトーキの家具が受賞!デザインの評価ポイントや特徴を紹介

 

2021年10月20日に発表された「2021年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)にて、イトーキから9製品が選ばれました。

今回受賞した9製品の中から、オンラインショップで取り扱いのある家具「ノートチェア」「クロッサチェア」について、商品の特徴や審査員のコメントを紹介。人気ドラマにも登場している「レオニス」も選ばれており、あわせて紹介していきます。

 

イトーキから「ノートチェア」「クロッサチェア」が「2021年度グッドデザイン賞」受賞

 

 

昨日発表された「2021年度グッドデザイン賞」にて、イトーキからは9製品が受賞しました。その中でも今回紹介するのは、「ノートチェア」「クロッサチェア」の2商品です。

「ノートチェア」は、オフィス空間に調和するように作られつつも、背もたれの樹脂部分をファブリックで包んであるため、自宅のリビングなど様々なシチュエーションに合うインテリア性に優れたチェア。また「クロッサチェア」は折りたたんだ状態で自立可能だったり、座パッドの取り外しが可能だったりと、折りたためるチェアの中でも高い機能性とデザイン性を追求したチェアです。

2製品ともに、これまでのオフィス家具とは違った視点で、これからの「新しい生活様式」をサポートするプロダクトとなっています。

 

「グッドデザイン賞」とは

 

「グッドデザイン賞」とは、1957年に創設された総合的なデザインの評価システムです。デザインによって私たちの生活をより良いものにしていくための活動で、社会とデザインをつなぐコミュニケーションツールとしての側面があります。

「グッドデザイン賞」では、造形だけに限らず、プロセスや思想なども評価の基準です。審査委員会によって高い評価を受けたプロダクトが受賞します。

 

商品の評価ポイント・概要

 

ここでは、「ノートチェア」「クロッサチェア」についての審査員の評価と商品の概要を紹介します。

 

ノートチェア

 

審査員の評価コメント

多様な働き方と場所にフィットするタスクチェア。デバイスに合わせて感覚的に調整できるアームレストを備え、長時間作業時の身体へのストレス軽減への対応策としている。

また、働く場、空間の居心地や快適性を重要視し、タスクチェアをカジュアルな印象に一新しようという試みもある。

風合いあるテクスチャードメッシュの立体縫製・ロボット溶着の使用によって、背のフレーム全体をメッシュで覆い、肌触りも雰囲気も優しいタクスチェアになっている。

 

受賞製品の紹介

「ノートチェア」はインテリアに調和するデザインと機能性が魅力の商品。最近のオフィスは「カジュアル」がトレンドとなっており、オフィス全体の印象もインテリア性が高まっています。

そんなトレンドにも対応できる「ノートチェア」は、細部までこだわって作られており、機能性も高いのが特徴。

とくに肘当ての部分である「3Dアーム」は、作業姿勢にあわせて移動させることができるため、自然な姿勢で作業をすることができます。スマートフォンを使うときのリラックスした姿勢、デスクトップPCやノートPCを使うときの肘で支える姿勢など、使用するデバイスに合った姿勢で作業が可能です。

また、背中部分のこだわりも欠かせません。

ランバーパットで腰部分を重点的に支えることで体全体のフィット感が得られ、腰付近のクッションバックを調節することで、より自分に合った座り心地を追求できます(ランバーサポート付タイプのみになります)。

 

そして、コロナ禍だからこそ気になるのは、抗ウイルス・抗菌といった素材の仕様。「ノートチェア」では、生地にバイラルオフ加工を施すことも可能です。バイラルオフ加工とは、銀イオンをベースとした線以上の特定のウイルスを減少させる加工のこと。生地などの繊維からウイルスに感染するリスクを軽減することに役立ちます。

コロナ禍でテレワーカーが増えていることもあり、長時間座ることだけでなく、抗菌や抗ウイルスといった点にも注目した「ノートチェア」。これからの新しい生活様式の中で心強いパートナーとなってくれる存在です。

 

クロッサチェア

 

審査員の評価コメント

まずは折り畳み用に見えないというのがこの椅子の第一印象である。多くの折り畳み式のオフィス用の椅子はどこか既視感があり、折り畳み椅子の持つチープな部分を感じることが多い。

それは多くの椅子が、既にある折り畳みの構造をベースにデザインを始めているからかもしれない。

しかしこの椅子の畳まれ方は非常にオリジナリティがあり、既視感を感じさせない。また絶妙なバランスで自立できるアイデアにも脱帽である。オフィス家具の新たな視点を感じる。

 

受賞製品の紹介

これまでのミーティングチェアと一線を画す機能性とデザインを兼ね備えたのが「クロッサチェア」です。

シンプルでありながらスタイリッシュなデザインはオフィスインテリアのトレンドを意識しており、「どんなインテリアにもなじみやすく、今っぽさを演出できるアイテム」として使いやすくなっています。

また、折りたたんで持ち運びしやすいのが人気の秘訣。
座面の奥を手前に引き上げるだけで、簡単に折りたたみができます。折りたたんだ状態で自立でき、収納もしやすいため、スペースを効率的に使えるのもポイントです。
「クロッサチェア」は4.7~4.9kgの軽量仕様なので、女性でも楽に持ち運びできます。

 

 

さらに、あわせて使いたいのが「クロッサチェア」の座パッド。
クロッサチェアのデザインを損なわず、座り心地をアップさせる座パッドは、ミーティングの場面に欠かせません。取り外しができ、メンテナンスも簡単です。

 

 

これまでのミーティングチェアのイメージを変える「クロッサチェア」は、どんなインテリアにもなじみやすく、使い勝手の良い機能が魅力。これからも変わり続ける「働き方」にフィットする新しい視点の家具といえます。

 

人気ドラマに登場する「レオニス」も受賞

 

 

「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した9製品の中には、人気ドラマで使用されている「レオニス」も含まれています。

「レオニス」が登場した人気ドラマとは、9/12に最終回を迎えたTBS日曜劇場「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」です。厚生労働省の大臣室に配置されている家具ということもあり、重厚感と機能性がマッチした「レオニス」はまさにぴったりの商品。以前、当サイトInstagramでも紹介しました。

 

 

上質なレザーとムダのないフォルムがオフィスをスタイリッシュに演出しているほか、多彩な機能で日々の業務をサポートしてくれるのが、この「レオニス」です。

ドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」の他にも、人気ドラマ「半沢直樹」で使用され、物語の雰囲気にマッチしています。

 

ご紹介した「ノートチェア」、「クロッサチェア」はイトーキのオンラインショップで購入できます。

また、実際に座ってみたい!という方は、イトーキの東京ショールーム大阪ショールームで試すことが可能です(要予約)。最後に紹介した「レオニスチェア」も展示しておりますので、ぜひショールームへお越しください。